高知視察旅行02
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夏期休暇の高知視察旅行その2
一番の旅の目的は、牧野植物園でしたが、他にも見た建築のご紹介です。
牧野植物園のすぐ近くにある竹林寺 本坊・庫裏です。
設計は、堀部安嗣さんとなります。

竹林寺は724年に聖武天皇の勅願を奉じた僧・行基により開創されました。
庫裏は住職が居住するスペースとなるため、中を拝見することはできなく、主に外観のみとなります。
石積みの土留めの力強さ・重量感と、軽やかな屋根がつくる景観がとても美しく、堀部さんらしい凜として端正なファサードでした。


本坊と庫裏の間には、風が通る気持ちの良いポーチのような半屋外空間があります。天窓のある軒天には竹がルーバーのように配置されていて、竹の不均質さが強い日差しを緩やかに和らげる設えとなっていました。

竹林寺 本坊・庫裏から、竹林寺本堂へ進むアプローチ
時を忘れてしまうような素晴らしさを感じました。
この猛暑の中、お遍路さんの方も多数いらっしゃいました。

次は、やなせたかし記念館・アンパンマンミュージアムです。
設計は、古谷誠章さんとなります。

夏休みということもあり、約30年前に完成した建築とは思えない賑わいでした。
目の前の広場から車歩分離の観点で作られたアプローチですが、この緩やかで軽やかなアーチがワクワク感を生み出してくれます。
今でこそ地域に開かれた美術館はとても多いですが、目の前の山を見通しでき、外の環境とのつながりを感じ取れる外観が特徴となっています。



エントランスには階段状のたまりのスペースがあり、目の前の山と背後の自然が視覚的につながり、とても動的で楽しいエントランスになっています。


廊下などには所々、子供の目線に立ったしかけや設えがあり、とても楽しみのあるつくりとなっています。途中の階段のトップライトから差し込み自然光と壁の色合いがとても美しかったです。
時間が足りず回りきれなかったので、また時間を作って高知へ足を運んでみたいと思います。